「暑いから釣りに行かない」。「渋いから、もう少し待とう」。「毎週欠かさず釣りに行っている」。どれも羨ましい自己表現だ。自分的には、暑くても、渋くても、蚊に刺されても、釣りに行きたいという自我が疼いているわけで、それにもかかわらず、半端でない夏の仕事量がお邪魔虫になっているのである。
そんな中、最近の楽しみは2つ。1つは、フライのタイイングだ。今朝は1週間ぶりのタイイングだったが、それまで少しずつ巻いてきたので、けっこう貯まってきた。もう1つの楽しみは、YouTubeを通じてメル友になった海外トラウターとの会話である。
今週は、イタリア人Sさんとの鱒談義で数回メール交換をして、かなり気晴らしになった。イタリアでも、在来ブラウンと外来ブラウンの交配問題があるらしく、純血主義者たちを悩ませているというメールがあった。日本にも、生態的純血(国粋)主義者がたくさんいることを教えてあげると、どこもそうなのねという返事があった。・・・ お互い外国語である英語で対話しているので、大した話はできないのだが、なんか楽しいのである。
私はYouTubeのアカウントを3つ持っていて、釣った魚の映像をソートして、3つのどれかにアップしているのだが、海外の鱒釣り師が珍しがるのはアマゴで、次いでヤマメだ。とくにアマゴ映像をアップし、英語で簡単な解説を入れておくと、受信ボックスに複数の問い合わせメールが入る。あれはどういうマスなのか?という質問が中心だ。やはり美的にはアマゴが一歩秀でているようである。
8月初旬のアマゴ以来、渓魚にご無沙汰している。9月になる前に、1度は残暑見舞いに伺いたいものである。それがたとえ国際的に不人気なイワナであっても・・・